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ローマ

ギリシア-ローマ時代の小像や頭部像が集められており、その時代の日常生活が表わされています。当時の衣服、髪型、趣味をかいま見ることができます。風変わりな彫刻、鳥や動物の姿をした子ども用玩具、彩色された石膏の葬祭マスクなどがあります。

 

 


 
 

まどろむ子どもの像。台座に座り左手に顔をのせてうたた寝しています。キトーンというゆったりした胴着に円錐形の頭巾がついたヒマティオンという上着を着ています。頭部には三本のぎざぎざの線があり、頭巾から髪の毛がはみ出しています。衣類のひだもサンダル履きの両足もくっきりと表現されています。丸い台座には右手を置いた円柱の名残と思われる丸い突起があります。

大きさ: 高さ62cm(台座を含む)
材 質: 大理石
年代・時代: ローマ時代
出土地: 地中海沿岸線から2kmの地点(ブロロス・レイク)

 

 

 


 
 

亡くなった女性のための彩色された石膏の葬祭マスク。棺の頭部に取り付けられたものです。両眼と髪の毛は黒、耳飾りは金色、胸飾りは多彩色。 ローマ-エジプトの時代には、故人の特徴を表す方法は二通りあり、そのひとつが石膏の葬祭マスクです。ローマ人には、このような葬祭マスクは故人の徳を永遠のものにする形としてとらえられています。

 

大きさ: 長さ50cm 幅25.5cm 高さ28cm
材 質: 石膏・彩色
時 代: 1世紀
出土地: 不明

 

 

 


 
 

女性のミイラが包帯で巻かれ棺に納められています。棺には5つのパート(頭部のマスク、胸、胴、脚、足先)に装飾があります。

顔を覆うマスクには、目鼻だち、口もと、耳の形など故人の顔の特徴が表現されています。2本の巻き毛が顔を取り囲み、顔面は金色に塗られています。

胸の部分には羽根を広げたスカラベ(コガネムシ)の胸飾りが施されています。広げた羽根の先にホーク(ワシ)の頭があり、その上には太陽を表す円があります。

胴の部分にはヌト神が鳥の羽の形をした両手を広げて座っている図が描かれています。両手の先にはマアト女神の秩序(道理)をかかげもつの羽根があります。

脚の部分には幾何学模様の枠の中にヒエログリフ(象形文字)が縦に並ぶ長方形の形をした装飾があります。

そして、一番下の足の部分には、足とサンダルの底が彩色で描かれています。

 

大きさ: 長さ158cm 幅385cm
材 質: ミイラ、棺、包帯
時 代: ローマ時代
出土地: バーチャ(Bercha)