図書館の再興
アレクサンドリア図書館総合組織/ GOAL (General Organization of Alexandria Library)
ロゴマークには、「昇る太陽」「海」「灯台」の三つが構成されています。「昇る太陽」は、エジプトをはじめとして地上に輝きと生命をもたらす太陽が水平線から昇るのを表し、生命と文明の存続を象徴しています。「海」は、「地中海の真珠」といわれるアレクサンドリアのある場所を表します。そして、「灯台」は、古代の7不思議のひとつである「ファロスの灯台」で、アレクサンドリアのギリシア-ローマ時代を表しています。
General Organization of Alexandria Library (GOAL)
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大統領令 No. 523, 1988年
1988年、ムバラク大統領令により、General Organization of Alexandria Library/アレクサンドリア図書館総合組織(GOAL)が設立され、同時に理事会と役員の任命が行われました。
GOALの目標
- アレクサンドリア図書館のインフラ整備、エジプト政府を代表して対外交渉・技術・財務・管理運営すること。
- 再建プロジェクトの指導および技術サポートを実行すること。
- 職員の等級、レベル、ポスト、タスクおよび組織構造について階層的構成を行い、就業規則および報酬を確立すること。
- 基金の設立、一般社会との連携、寄付金や寄贈を受理すること。
GOALの実績
1990年、アレクサンドリア大学所属ビル内に事務局を設立。そののち1992年、Shallalat Buildingに新たに本部を構え、再建プロジェクト実行事務局との協力体制がスタート。プロジェクトをさらに充実させるため、GOALと実行事務局両者のニーズに従い、専門家の配備と支援を行うことになりました。
当初からスタートしたのが、ヒューマン・リソース・プログラムの実行です。スタッフとして必要な人材の雇用と、各研究施設における職場体験や奨学制度の留学などでスタッフのトレーニングを実施しました。新図書館のための蔵書購入も1990年から始められ、年間3万冊のペースで蔵書数も増加し、開館時に目標として宣言した20万冊をめざししています。一定の団体や研究機関とは、出版物の定期受託契約を交わしています。
貴重なコレクションや貴重な書物が、寄贈や交換プログラムによって個人ならびに研究機関から数多く寄せられました。
GOALの図書専門職員は、エジプトと諸外国の専門家によるトレーニング・プログラムを受けてきました。図書館の設備機器はユネスコのプロジェクト(534/EGY/80-Italian FIT and UNDP EGY/88/003)を通して購入されてきました。
現在では、ビブリオシカ・アレクサンドリナのオンライン図書検索システムOPAC(On-line Public Access Catalogue)で電子目録化の作業が行われ、最新のリストが定期的に出版されています。また、カイロ国際ブックフェアにも参加し、新図書館の進展と活動を紹介するとともに、新規出版物の中から蔵書にふさわしいものを選定します。1995年には、ユネスコのFITプロジェクトを通じイタリア政府の支援で、実行事務局本部に人類の遺産保護を目的とする修復研究所が開設されました。ここでのGOAL職員もまた、各国の専門家の指導を受け、現場その他でさまざまなトレーニングを受けています。
目下、アレクサンドリア市立図書館の古文書の一部の修復作業が進められており、いずれは、アバス書庫の古文書の修復もスタートいたします。またGOALのスタッフチームは、両図書館の古文書の目録作成にも、エジプトの文化遺産保護国家プログラムにおけるパートナーとして共同作業を行っています。さらに、保護保全プログラムを支援するため、マイクロフィルム保存担当部門が事務局本部に設置されました。GOALの主導により、エジプト政府と各国との間で、2カ国あるいは数カ国との協定が成立し維持されてきています。これが、資金や蔵書などにおいて、新図書館プロジェクトにとって大きな貢献となっています。
GOALはまた、コンサルタント会社、建設会社、その他プロジェクトに関連するすべてにおいて、エジプト政府の代表として契約交渉において主導的役割を果たしてきました。コンサルタント料も含む設計管理契約の締結後には、GOALの予算は増加されました。さらに、Phase#1とPhase#2の契約会社の報酬も管理しています。
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