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古文書博物館


古文書センター

 

古文書および希少本展示ギャラリー

 

古文書博物館

古文書博物館は、アレクサンドリア図書館付属の学術研究組織のひとつとして、アレクサンドリア図書館に関する第1/2001法(Law No.1)の第2条と、図書館組織の設立を定めた大統領令(No.269)に従って設置されました。古文書博物館およびこの博物館と対をなす古文書センター(MsC)の各部門は、相互に協調しながら統合的に運営されています。調和のとれた仕事の流れを実現し、かかげられた目標を達成するために、各ユニットやオペレーションは古文書博物館と古文書センターの両方にまたがっており、それぞれの組織における3つの専門部門に集約されています。古文書博物館には現在、以下の部門があります。

 

貴重文書収蔵部門

アレクサンドリア図書館が保有するきわめて貴重な所蔵物をすべて扱っています。オリジナルの古文書、印刷の草創期に刷られた本、古地図、古代貨幣、著名人の所持品、貴重な寄贈品、重要記録文書、独自性や芸術性に秀でたもの、歴史的重要度が高いものなどがあります。この部門は多くのユニットと専門家グループで構成されています。

収蔵ユニットには、記念コイン、地図、個人所蔵品、収集切手、重要記録文書があります。古文書ユニットでは、オリジナルの全古文書ならびに継承されている参考文献を安全に保管しています。これらの古文書は、アレクサンドリア市が所有するコレクションの中でもその重要性において最たるものです。また、特別コレクションのユニットでは、著名人の個人所有であった寄贈図書を扱っています。このコレクションは、寄贈者や初代所有者自身に重点が置かれています。

貴重文書所蔵部門には、研究者と大学院生用に2つの閲覧室が設置されています。ひとつは地下1階にあり、古文書と参考文献用です。もうひとつは希少本と特別コレクション用のものです。

 

マイクロフィルム部門

マイクロフィルムは、貴重な古文書や印刷物、記録文書を、度重なる閲覧や時代経過による損失や破損から保護するのに適した保存メディアです。オリジナルに直接手をふれることにはならないので、閲覧しやすくなるのは言うまでもありません。

アレクサンドリア図書館では、古文書3万点と記録文書5万点のマイクロフィルムを入手しています。これらの中には、ドイツのチュービンゲン大学の古文書コレクションやエスコリアル図書館のコレクションなど、非常に貴重なものが含まれています。

英国国立図書館からは総数1万4000点にのぼるアラビア文字、ペルシア文字、トルコ文字で書かれた古文書の膨大なコピーが贈られました。これはヨーロッパ最大のコレクションであり、アレクサンドリア図書館がこれまで寄贈を受けた中で最大規模のコレクションでもあります。

この部門にはまた、他では見られないエジプト国内およびアラビア語の新聞の包括的なコレクションがあります。これらは、貴重な記録文書であるとともに、歴史上の重要な出来事を記録として残す役割も果たしています。マイクロフィルムのコレクションはすべて、マイクロフィルム閲覧室で閲覧することができます。

 

博物館画像ディスプレイ部門

この部門は、展示ギャラリーと巡回展示という2つのワークグループで構成されています。

展示ギャラリーは本館中心部の地下1階にあります。ここでは古文書センター(MsC)の電子出版物や、古文書のデジタル図書から選ばれたものなどを閲覧することができます。バーチャルリアリティー・ブラウザーなど高水準のデジタル技術が使われており、タッチパネルの操作で見ることができます。また、今に残る古代アレクサンドリア図書館の所蔵品のコピーも、特別のブラウザーで見ることができます。これは、ウィーンにあるオーストリア国立図書館が所蔵する古代ギリシア時代のパピルスのデジタルコピーで、最近、古文書センターが精密に複写したものです。

巡回展示のためのディスプレイやパネル、部品などは、様々な状況やイベントに応じて簡単に組み立てや解体ができるよう特別注文で作られています。最初の巡回展示は、2004年10月のフランクフルト国際ブックフェアにおけるアレクサンドリア図書館のパビリオンでした。