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古文書センター


古文書博物館

 

古文書および希少本展示ギャラリー

 

古文書センター

イスマイル・セラゲルディン博士は、アレクサンドリア図書館館長の責務を引き受けるとすぐに新図書館準備の一環として古文書部門の設立に着手しました。同部門の設立を定めた大統領令(No.268)にもとづき、1994年にヨウセフ・ジーダン博士によって設置されたアレクサンドリア図書館古文書部門は、特別なセクションと研究室をもつ独立した組織となり、その後、2つの学術的な組織、すなわち古文書センター(MsC)と古文書博物館(MsM)に分かれました。両組織の責任者はヨウセフ・ジーダン博士がつとめています。

古文書センターは多くのセクションをもち、同センターと対をなす古文書博物館と相互に協調しながら統合的に運営されています。調和のとれた仕事の流れを実現するために、各ユニットやオペレーションは古文書博物館と古文書センターの両方にまたがっており、それぞれの組織における3つの専門部門に集約されています。古文書センターには現在、以下の部門があります。

 

古文書複製出版門

この部門は古文書センターのさまざまな出版を、電子メディアおよび印刷物両方の形式で行っています。ここではいくつもの画期的な試みが行われており、その1つがデジタルアーカイブ・プロジェクトです。このプロジェクトはアレクサンドリア図書館が所蔵している貴重な古文書や希少本のデジタルコピーを作成することを目的としています。高性能のスキャナーやデジタルカメラを用いて、画像の専門家が古文書のデジタル画像を制作しています。展示コーナーのヴァーチャル・ブラウザーも、このような野心的な試みの中で開発されたものです。

この部門の主たるプロジェクトの1つは、『デジタル古文書ライブラリー』というタイトルのCDシリーズの出版です。その最初のCDセットにはアレクサンドリア図書館が所蔵する最も貴重な古文書のコレクションが収められています。2番目のCDセットには、アル・アーリフ・ビ・アッラー・アブール・アッバス・アル・ムルシ・モスクが所蔵するイスラム関連の貴重なコレクションの中から選ばれたものが収められています。現在、3枚目のCDセットの作業が進められており、これにはスムーア宗教学研究所が所蔵する素晴らしい古文書コレクションが収められます。4枚目のCDセットには、アプサラ大学のコレクションから選ばれた古文書が収録されます。

この部門では『文化的遺産の多言語による出版』および『アレクサンドリア図書館の貴重な所蔵物』という2つの印刷物シリーズの出版も行っています。

 

修復部門(修復研究所)

この研究所は古文書センターと連動する包括的な部門に発展してきました。この研究所では高度な技術をもった専門家たちが、古文書や希少本、古地図などの修復作業を行っています。また閲覧される書籍の修復や殺菌も行います。

修復作業をはじめる前に、古文書や希少本にはまず化学的な前処理がほどこされます。その後、専門家たちが1葉ずつ修復し、組み合わせ、製本して1冊の本の束に仕上げます。次に、これにオリジナルの表紙がつけられ、特別製の箱に入れられます。アレクサンドリア図書館は希少本を修復するために使うリーフキャスティング・マシン(ページの破損・欠落部分を埋める機械)を有していますが、これはアラブ首長国連邦のジュムア・エル・マジード氏の好意的な寄付によるものです。この研究所は1966年に設立され、これまでに166の貴重な古文書、1102の希少本、67の古地図、そして32の図面の修復を行ってきました。

 

研究および特別翻訳部門

特別翻訳部門では、アラビア語、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語、ギリシア語間で、貴重な文献の翻訳作業を行っており、この作業は古文書センターの研究活動をサポートするものになっています。また、各国の同様の機関と一緒に国際的な研究活動やイベントを組織することも行っています。古文書センターと古文書博物館のスタッフのために、図書館内および海外でのトレーニングプログラムも用意しています。

 

管理部

古文書センターと古文書博物館のスタッフに関連するさまざまな業務を行っています。