収蔵図書
蔵書計画方針
ヴィジョンと目標
図書評議理事会理事長のスーザン・ムバラク大統領夫人が、第1回会議でアレクサンドリア図書館の将来ヴィジョンを発表しました。そこには、以下の4つの目標が掲げられました。
- 世界がエジプトを知る窓になること
- エジプトが世界を知る窓になること
- デジタル情報化時代の挑戦を可能にする施設となること
- 人々と文化の意見交流の中心になること
目標をめざして
目指す目標の達成とアレクサンドリア図書館に与えられた使命を果たすべく、収蔵図書・資料の選定と入手の計画方針が掲げられました。この方針は、4つの目標に重点を置き、さまざまな分野を広範囲に網羅する収集を推進するための指針です。これに基づき以下のような優先項目を定めています。
新図書館は、古代アレクサンドリア図書館を現代に受け継ぐ存在として、この有名な古代図書館と「ムーセイオン」と呼ばれた附属研究アカデミーの歴史に関する包括的なコレクションを充実発展させる。さらに、ヘレニズム時代とそれ以降ほかにも存在した知識の集約場所についての歴史と当時の知的生活のあり方にも関心を向ける。
古代図書館がアラブ地域にギリシアの知識をもたらした大きな功績、そして、ここからその知識がヨーロッパのルネッサンスに影響を与えたことを念頭に置き、「科学の歴史」について特に大きな関心をはらう。このために、プラネタリウムの階下にアレクサンドリアにおける科学博物館の歴史を示すコーナーを創設する。
科学技術のめざましい進展によって、現在、特にバイオテクノロジーやクローン作成の分野に倫理的な問題がわきあがっている。したがって、科学分野の蔵書収集にあたっては、科学技術・遺伝子学・バイオテクノロジーにおける倫理問題を重要課題として焦点をあてる。
新図書館は国際連合の出版物保管図書館であり、また中近東の国家に関する情報を集めた中心的役割をはたす機関として、「性差別、水問題、環境問題」をあつかうものを優先的に取り上げて収集する。
知識や経験や情報を組織全体で共有して有効活用するナレッジマネジメント(知識管理)の手法の導入と展開に努力する。
「手書き文書」の歴史をたどることで、さまざまに異なる文字とそれらの相互関係を概観する。また、文書の技術的な側面(印刷の歴史)や書き文字の美術的な側面も重視する。
エジプトは「文明のゆりかご」であり、エジプト学に焦点をあてた蔵書の充実と発展をはかる。また、エジプト学の専門家のみならず広く一般の人々に向けて、複数言語で書かれた書籍や資料の収集を行なう。
特に重点をおくのが、国際都市として発展してきたアレクサンドリア市の成立から現代にいたる歴史を、さまざまな視点からとらえる書籍・資料の収集である。
優先分野
蔵書収集計画の優先分野
- アレクサンドリアとエジプトに関するもの
- 地中海沿岸地域に関するもの
- アラブ世界とアフリカに関するもの
- その他の国々に関するもの
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