「多元創知」 について


多元創知とは、多元的な視点を持った人々が開かれた場で対話することによって、知的に平等で多様な社会を形成され、そのことが持続的発展や創造的社会・経済活動を生み出すという考え方です。

 

多元主義(pluralism)とは少数派の文化も多数派の文化と同様に重要であるとする立場(Japanknowledge, 最新英語情報辞典)ですが、簡単なコンセプトではありません。

 

それ自体さまざまな意味に用いられてきました。しかし、「多元創知」とは、多元主義を出発点にしながら、それを超えて、複雑な環境の中で、対話によって創造的な活路を見いだしていくための知のあり方です。

 

こうした姿勢がますますグローバル化やインターネット化が進む今日大変重要になっています。たとえばインターネット社会では地域の独自性がより大きな価値を有します。

 

「多元創知」のルーツはアレクサンドリアなのです。アレクサンダー大王の家臣であったプトレマイオスが創設した古代アレクサンドリアは、当初からヘレニズム文化の中心地であり、ヘレニズムは寛容な多元主義をそのメカニズムとして持っていた文化でした。

 

その中でアレクサンドリアのムーセイオンと図書館が科学的探究や文学の創造的拠点となったのです。